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エベレスト街道2パストレッキングへの挑戦!13日目(ドラグナグ~カトマンズ)

【カトマンズ(Kathmandhu)へ】
朝になってもZ君の体調はあまり良くなっていません。
宿のご主人が呼んでくれたレスキューヘリが来るまで、朝食を食べたり、片付けをしたりして過ごしていました。
ご主人と今回のトレッキングの話をしている中で、私達がこの後訪れる予定だったゴーキョ・リ Gokyo Riという丘に行けなかったことがとても残念だと話しました。
ゴーキョ・リはカラパタールと並ぶエベレストの展望台として有名で、そこからはエベレストだけでなくチョ・オユーやギャチュンカンなどの8000mクラスの山々が物凄い迫力で見えます。
するとご主人は「チョ・オユーだったらこの近くにある丘からも綺麗に見えるよ」と教えてくれました。
ヘリが来るまで予定ではあと30分ほど。慌ててカメラをひっつかんで村を駆け抜けて、その丘に向かいました。


路地裏を駆け抜けた時にあった乾燥ヤク糞。燃料用です。

あの丘に登れば、8000m峰が見える!
時間があまりなかったのもあるのですが、私の体はもう完全にこの高度に適応していることがわかっていたため、
最後にチョ・オユーが見れることの嬉しさとともにこの丘を一気に駆け上がりました。
丘の上からは絶景が見えました。
手前の氷河はヒマラヤで最も長いンゴズンパ氷河 Ngozumpa Glacierです。この氷河はまさにチョ・オユーにその源があります。
そして右側の雪山が世界第6位の高峰チョ・オユー Cho Oyu(8201m)です。8000mの中ではもっとも登りやすい山の一つとされています。
真ん中の茶色い山がカラパタールと並ぶエベレストの展望台として有名なゴーキョ・リ Gokyo Ri(5360m)。トレッキングルートがこの位置からも見えます。
ゴーキョ・リにはレンジョラパスを越える前の高地順応で登る予定でした。
真ん中やや右側の一番大きく見える山はマチェルモピーク Machhermo Peak(6017m)。真ん中やや左側の雲がかかった谷をずっと行くとナムチェバザールに着きます。
時間の許す限りこの美しい景色を堪能しました!

さていよいよ出発の時です。
ここのご主人が日本語を上手に話せたこともあって、私達はかなり細かい症状を伝えることができ、経験豊富なご主人の判断を仰ぐことができました。
もし宿の方が日本語を話さなかったら、自分たち自身で勝手に症状を判断していたかもしれません。もしかしたら少し休んでからトレッキングを続行してしまい、症状をより一層悪化させてしまっていたかもしれません。
そう考えるとこの状況下でこの宿に辿り着いたのは不思議な縁としかいいようが無い気がします。
色々良くしてくれたご主人とお別れして、大変なことも色々とありながらも非常に楽しかったエベレスト街道を後にしました。


予定外に帰りもヘリコプターと相成りました。

流石に今回は助手席ではありませんでしたが、


上空は雲に覆われ、ヒマラヤの山峰を見ることはかないませんでしたが、
存分に空の旅を堪能しました。

深い山の中にも道があり、集落があります。


見事な棚田です。


カトマンズ郊外までやって来ました。


カトマンズ トリブバン国際空港に到着。
わずか1時間15分の空旅でした。


空港には救急車が既に来ていました。


なんと、カトマンズまで降りてきた時点ですっかりと元気になっていたZ君。標高を下げれば治るというのは本当の話でした!
しかし詳しく調べないと本当のところはわからないので、検査入院のため病院へ。


カトマンズの大渋滞の中、サイレンを鳴らして、当たり前のように反対車線を走る救急車。
ある意味この救急車乗車がこの旅でもっとも恐ろしい出来事でした。


折角無事に下山したのに、ここで何かあったら台無し!頼むから事故だけは勘弁してくださいと、私にできるのはただ祈ることのみ。

カトマンズの中心部、旅人が多く訪れるタメル地区にほど近い場所にある病院に到着しました。
ここにZ君は入院することとなりました。

【エピローグ】
こうして私達の13日間のエベレスト街道トレッキングは終了しました。
当初立てていた目標、エベレストベースキャンプ・カラパタール・3つの峠越えのうち、残念ながら峠越え2つを達成することはできませんでした。
この目で見たかったヒマラヤの高峰のうちギャチュンカンを見ることも叶いませんでした。
しかし現実離れした憧れに過ぎなかったエベレストベースキャンプに行く、エベレストを眺めるという最大の目標はなんとか達成することができました。またこのトレッキングの中で世界に14ある8000m峰のうちの4つをこの目で見ることもできました。
これは、この旅に出るきっかけを作ってくれ、ネパール国内の航空券の手配やトレッキング中のアドバイスをくれたNomad’s Landの2人、ギョーム Guillaumeとフルバ Furbaのおかげです。
またこの旅に出ることを決心させてくれたZ君のおかげでもあります。
さて、そのZ君ですが検査のため1泊2日入院することになりましたが、特に異常も無く元気に退院してきました。
当初3週間で計画していたトレッキングが2週間弱で終わってしまったため、帰りの便までの時間がものすごい空いてしまいました。
もっと早い便へ振り替えるために航空会社へ連絡してみたのですが、どの便も満席とのことでした。
このまま帰国便までカトマンズでダラダラとしていても仕方がないので、ここからはネパール国内を巡ることとしました。
チトワン国立公園ではゾウに乗って絶滅危惧種のインドサイを見たりし、


ブッダの生誕地ルンビニでは宿坊に泊まって修行をしたり、

ネパール第二の都市ポカラでは世界第10位の8000m峰アンナプルナを眺めたりしました。
これらについてはいつかブログに書ければと思っています。
エベレストを見ることができ、ネパール国内を楽しく旅して、その時は満足して帰ってきたのですが、やはり帰国して時間が経つと高山病のために行くことができなかった2つの峠やゴーキョ・リ等行けなかった場所のこと、そしてトレッキング中に下から眺めるばかりだったあの美しい山々に登ってみたいという思いが募るばかりです。
このブログを書いている2020年11月現在では、新型コロナウイルスの影響で、いつ海外旅行が自由にできるようになるのかは全く見通しがたたない状況ですが、いつかまた世界を自由に行き来できるようになったら、再びこの地を訪れ、ヒマラヤの山々に再挑戦をしたいと思っています。

臥薪嘗胆!行くことができなかったゴーキョ・リからのヒマラヤビューのポスターをゲストハウスの壁に貼り、いつかこの景色を見てやるという思いを忘れないようにしています。

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